システムインテグレータの年収は610万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

最終更新日:


システムインテグレータの平均年収ランキングのまとめ

株式会社システムインテグレータは、埼玉県に本社を構える、情報・通信業で事業を手掛ける企業です。 システムインテグレータの平均年収は610万円で、業界ランキング292位の平均年収となっています。 今回は、そんなシステムインテグレータに就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つシステムインテグレータの事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!


おすすめコンテンツ


システムインテグレータの平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2023年度のシステムインテグレータの平均年収は、610万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が624万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

システムインテグレータの平均年収の推移

システムインテグレータの平均年収は直近7年間で、 -6.2%減少と減少トレンドとなり、平均年収が減少していることが分かります。

年代別の平均年収

システムインテグレータの年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は433万円で、 30~34歳になると524万円と平均年収が91万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると610万円で、40~45歳になると692万円40~45歳になると756万円となります。 そして、50~54歳になると844万円55~59歳になると903万円となります。

※こちらの試算は、株式会社システムインテグレータが発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、システムインテグレータの平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 システムインテグレータの平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

システムインテグレータの業界内年収ランキング

システムインテグレータが属する業界である、「情報・通信業」の上場企業平均年収は651万円でした。 そのため、システムインテグレータの平均年収は業界平均と比較をして 41万円低く、 業界内ランキングでは、555社中292位と比較的低い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

システムインテグレータのエリア内年収ランキング

システムインテグレータの本社がある埼玉県における上場企業の平均年収は563万円となります。
そのため、システムインテグレータの平均年収はエリア平均と比較をして 47万円高く、 エリア内ランキングでは、91社中30位比較的高い平均年収となっています。

以上、システムインテグレータの年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

システムインテグレータでキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

システムインテグレータのボーナス額の平均値は、98万円でした。 同業種の業界平均が104万円であることから、 6万円程低い金額になっています。

出世するといくら貰える?

システムインテグレータの役職別平均年収の比較

次に、システムインテグレータの役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は756万円、 課長の平均年収は989万円、 部長の平均年収は1192万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的低い水準にあることが分かります。


システムインテグレータの生涯年収はいくら?

システムインテグレータの生涯年収ランキング

調査の結果、システムインテグレータの平均生涯年収は2.4億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 システムインテグレータの生涯年収は 比較的低い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで株式会社システムインテグレータで働いたと仮定して算出しています。


システムインテグレータの従業員調査

ここまでシステムインテグレータの年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

システムインテグレータの従業員数

システムインテグレータの従業員数比較

有価証券報告書によると、システムインテグレータの従業員数は、233人でした。 情報・通信業の従業情報員の平均従業員数が、563人であることから、 業界より比較的少ない人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが229位(555社中)であることからも、 規模の比較的小さい企業であることが分かります。

システムインテグレータの従業員の平均勤続年数

システムインテグレータの平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、システムインテグレータの平均勤続年数は、6.8年でした。 情報・通信業の従業員の平均属年数が、8.3年であることから、 比較的、出入りの多い職場であると言えるでしょう。

システムインテグレータの従業員平均年齢

システムインテグレータの従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、システムインテグレータの従業員の平均年齢は、35.6歳でした。 情報・通信業の従業員の平均年齢が、38.9歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。


システムインテグレータの勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、システムインテグレータの平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、システムインテグレータの勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

システムインテグレータにおける従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

システムインテグレータの平均残業時間

システムインテグレータの従業員の平均残業時間は、一月あたり5.0時間でした。 情報通信業の従業員の平均残業時間が、15.5時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

システムインテグレータの従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で15.8日でした。 情報通信業の従業員の平均日数が、13.4日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

システムインテグレータの長時間労働是正のための取組内容

システムインテグレータは次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

長時間労働者を把握し、対象者全員との個別面談の実施および該当者の所属上長への改善指導。長時間労働者の管理を経営課題として、上級管理職以上が出席する会議で審議している。

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


システムインテグレータは女性にとって働きやすい?

システムインテグレータが女性にとって働きやすい環境か気になる方も多いと思います。 それでは、育休取得率と女性従業員の割合をみてみましょう!

システムインテグレータにおける女性の育休取得率と女性従業員の割合

システムインテグレータの女性の育休取得率

システムインテグレータの女性従業員の育休取得率は、100.0%でした。 情報通信業の女性従業員の育休取得率が平均88.5%であることから、 比較的育休がとりやすいことが分かります。

システムインテグレータの女性従業員の割合

システムインテグレータの従業員に占める女性従業員の割合は、19.0%でした。 情報通信業の女性従業員の割合が平均27.8%であることから、 比較的女性従業員が少ないことが分かります。

システムインテグレータの女性活躍を推進する取り組み

システムインテグレータは次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

○従業員 合計:213人(うち女性:41人)、女性比率:19%
※2020年10月1日時点
○平均年齢 合計:36歳(男性:37歳、女性:34歳)
※2020年10月1日時点
○産休取得者数:12人
○育休取得者数 合計:20人(うち男性:8人)
○育児休業復職率:100%
○平均年間給与:680万円

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


システムインテグレータの事業展望

「せっかくシステムインテグレータに採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、システムインテグレータが今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなくシステムインテグレータがどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

システムインテグレータは、事業戦略として、「オリジナルのパッケージソフトウエアやサービスを自社で開発し販売しているが、常に世の中の変化やニーズを捉え、最新の技術を活用し社員発想の新しい製品やサービスも事業化している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • ヒトやコトに高い関心を持ち、いいものを評価し、尊重し、自身の創造力や技術力をさらに磨くことで、いい発想やアイデアを生むことができるのだと考えている
  • 自社で製品を開発することにより、市場ニーズの変化にすばやく対応できるとともに、高度な独自技術を蓄積することで収益性の高い事業とすることができる
  • パッケージソフトウエアの販売、保守及びそれらのカスタマイズ(顧客のニーズに合わせて仕様変更)を基幹事業としてまいりましたが、この数年はクラウドサービス事業の拡大を図っている

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、システムインテグレータの将来性を分析していきしょう!

売上額から見るシステムインテグレータの将来性

システムインテグレータの売上高推移のグラフ

システムインテグレータは、主な事業として、ObjectBrowser事業・E-Commerce事業・ERP事業・AI事業を手がけています。 ここで、システムインテグレータの売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は41.2%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、システムインテグレータの売上高ランキングは、 同業種で328位業界平均と同等程度、もしくは下位に位置しています。

純利益から見るシステムインテグレータの将来性

システムインテグレータの純利益高推移のグラフ

次に、システムインテグレータの純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は104.0%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、システムインテグレータの売上高ランキングは、 同業種で315位業界平均と同等程度、もしくは下位に位置しています。


システムインテグレータの競合企業は?

システムインテグレータと企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
株式会社エイジア 529万円 情報・通信業
株式会社ビーブレイクシステムズ 523万円 情報・通信業
株式会社オロ 606万円 情報・通信業
株式会社チームスピリット 727万円 情報・通信業
ナレッジスイート株式会社 453万円 情報・通信業
株式会社アイキューブドシステムズ 655万円 情報・通信業
株式会社ユニリタ 690万円 情報・通信業
九州朝日放送株式会社 1234万円 情報・通信業
株式会社ティビィシィ・スキヤツト 534万円 情報・通信業
株式会社テクノスジャパン 604万円 情報・通信業

情報・通信業業界の企業年収ランキングは?

システムインテグレータが属する情報・通信業業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、情報・通信業業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社光通信 1682万円 7人
2位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1522万円 102人
3位 株式会社TBSホールディングス 1449万円 111人
4位 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 1427万円 27人
5位 株式会社テレビ朝日ホールディングス 1421万円 77人
6位 日本テレビホールディングス株式会社 1379万円 199人
7位 ソフトバンクグループ株式会社 1322万円 255人
8位 株式会社ジャストシステム 1309万円 316人
9位 株式会社スカパーJSATホールディングス 1271万円 27人
10位 朝日放送グループホールディングス株式会社 1253万円 72人

情報・通信業業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


埼玉県の企業年収ランキングは?

システムインテグレータが属する埼玉県において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、埼玉県における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社ワコム 1122万円 410人
2位 株式会社オプトラン 910万円 93人
3位 太陽ホールディングス株式会社 829万円 143人
4位 株式会社ホロン 796万円 46人
5位 株式会社タムロン 792万円 947人
6位 株式会社芝浦電子 710万円 151人
7位 八千代工業株式会社 709万円 759人
8位 新報国製鉄株式会社 700万円 89人
9位 株式会社川金ホールディングス 696万円 9人
10位 株式会社ショーワ 690万円 2678人

埼玉県に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、システムインテグレータの企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 株式会社システムインテグレータ
会社ホームページ https://www.sint.co.jp/
所在地 埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2
代表取締役社長 代表取締役社長  梅 田 弘 之
業種 情報・通信業
事業内容 パッケージソフトウェアおよびクラウドサービスの企画開発・販売・コンサルティング AIを使った製品・サービスの企画開発および販売、AI関連のソリューションの提供・支援およびコンサルティング

システムインテグレータの歴史

歴史をもっと見る

年月

概要

1995年3月

Oracleを中心としたデータベース技術と基幹業務ノウハウに強みを持ったシステムインテグレーション事業及びパッケージソフトウエアの開発販売事業を目的として、埼玉県浦和市に資本金10,000千円で株式会社システムインテグレータを設立

1996年3月

ECサイト構築パッケージソフトウエア「SI Web Shopping Ver1.0」を発売

1997年2月

新郵便番号変換パッケージソフトウエア「FAQ里恵の新郵便番号変換ソフト」を発売

1997年8月

Oracleデータベース用開発支援ツール「SI Object Browser Ver3.0」を発売

2001年2月

本社を埼玉県さいたま市南区南浦和二丁目39番16号に移転

2001年3月

Web教材作成ツール「SI 作って教材 Ver1.0」を発売

2002年6月

データベース設計支援ツール「SI Object Browser ER Ver1.0」を発売

2002年11月

アンケート作成ソフト「SI 作ってアンケート Ver1.0」を発売

2004年5月

企画段階から参加してコンソーシアム方式で開発した次世代ERP「GRANDIT」を新規リリース

2005年3月

本社を埼玉県さいたま市南区沼影一丁目10番1号に移転

2006年7月

大阪市中央区に大阪支社を設置

2006年12月

東京証券取引所マザーズに上場

2007年3月

Web-ERP「GRANDIT」コンソーシアムに参画

2008年2月

「SI Object Browser 中国語版」、「SI Object Browser ER 中国語版」を中国市場にて発売

2008年11月

プロジェクト管理パッケージ「SI Object Browser PM Ver1.0」を発売

2008年12月

Microsoftデータベース用開発支援ツール「SI Object Browser for SQL Server Ver1.0」を発売

2009年6月

「SI Object Browser PM」を中国市場にて発売

2009年9月

2010年4月

「SI Web Shopping BtoC 多言語版 Ver1.0」を発売

「SI Object Browser PM」のクラウド提供を開始

2010年12月

IBM社データベースDB2対応版開発支援ツール「SI Object Browser for DB2」を発売

2011年12月

Web-ERP「GRANDIT」生産管理アドオンモジュールを発売

2012年4月

日立製作所製データベースHiRDB対応版開発支援ツール「SI Object Browser for HiRDB」を発売

2012年7月

Web-ERP「GRANDIT」継続取引管理アドオンモジュールを発売

2012年8月

富士通製データベースSymfoware対応版開発支援ツール「SI Object Browser for Symfoware」を発売

2013年6月

アプリケーション設計支援ツール「SI Object Browser Designer」をクラウドサービスで提供を開始

2013年6月

東京都渋谷区に東京営業所を設置

2014年1月

東京証券取引所第一部に上場

2014年5月

本社を埼玉県さいたま市中央区新都心11番地2に移転

2015年2月

IT企業向け統合システム「GRANDIT ITテンプレート」を発売

2016年4月

「SI Object Browser PM 中国語版」を発売

2016年6月

「SI Web Shopping CMS」を発売

2017年3月

「SI Object Browser PM ライト版」「SI Object Browser PM エンジニアリング版」を発売

2018年1月

プログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」サービス開始

2018年3月

2018年10月

画面のデザインを認識するAIサービス「AISI∀ Design Recognition」を発売

ディープラーニングを使ったAI異常検知システム「AISI∀ Anomaly Detection」を発売

2019年3月

名古屋市中村区に名古屋営業所を設置

2020年3月

福岡市博多区に福岡支社準備室を設置

2021年2月

データベース言語SQLスキル判定サービス「TOPSIC-SQL」サービス開始

2021年3月

Web版プロジェクト管理システム「OBPM Neo」サービス開始

2021年10月

カスタマーサクセス支援サービス「VOICE TICKETS」サービス開始

2021年11月

アイデア創出プラットフォーム「IDEA GARDEN」サービス開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所第一部からスタンダード市場に移行

2022年5月

福岡市博多区に福岡支社を設置

2022年10月

ベトナム・ダナン市に海外子会社「KEYSTONE SOLUTIONS COMPANY LIMITED」を設立


まとめ

今回の記事では、システムインテグレータの年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。